コラム

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boy メッセージ to CAMP for CAMP from CAMP girl

CAMPの活動に協力してくださる方や、スタッフ・関係者からのメッセージを紹介します。

2019年

2018年

2017年

第123回目
(2017年12月08日更新)

石川 美幸/SCSKニアショアシステムズ株式会社 沖縄開発部 総務

今回9年ぶりに沖縄でCAMPクリケットワークショップが開催されることになり、初めてファシリテーターとして参加し学んだことが沢山ありました!
ワークショップでのファシリテーターの役目は、「こどもたちを見守り、信じ、促し、最後はみんなで感動を共にする」と前日の研修で教わりましたが、実際にCAMPに参加してみると、「ファシリテーターがこどもたちを導くのではなく、こどもたちに導かれて、ファシリテーター自身が成長する場でもあるのだ。これが、こどもが持つパワーだ!」と感じました。

当日、私たちファシリテーターも緊張と不安の中、こどもたちを迎えワークショップがスタートしました。「どんなことをするんだろ」とワクワクしている子や緊張した子、いろんなタイプのこどもたちを、ワークショップに集中してもらえるように和ませ、会話を楽しんでから、グループ分け、作品のテーマの発表、クリケットの使い方を教えて・・・。さー!制作開始!

二人一組のグループで、アイディア出し~制作~プログラミング~作品発表と、大忙しなこどもたちを見ていて、一緒につくっているわけではない私たちも楽しくCAMPに参加できました。
私たちも前日の研修会で、こどもたちと同じ「たのしい沖縄」というテーマでミニワークショップを行いましたが、こどもたちの豊かな発想とPC使いを見ると「本当、こどもってすごいな!」の一言でした!
大人にはない(私たちが無くした?)ヒラメキがうらやましく思われました(笑)

CAMPに参加する前も「次回も開催されるなら、参加しよう」と思っていましたが、その思いが一層強くなった一日でした。

SCSKニアショアシステムズ株式会社 沖縄開発部 総務
琉球大学附属病院 医療情報部にて2000年問題の対応業務等に従事。
その後、ネッツトヨタ沖縄新車部営業部に7年間在籍。結婚を機に退職し、育
児も落ち着いた為、2015年より、SCSKニアショアシステムズに入社、現職。

第122回目
(2017年10月10日更新)

後藤 美咲/株式会社 福島銀行 地域貢献室

私が初めてCAMPクリケットワークショップに参加したのは約1年前。
事前のファシリテーター研修を受け、初めてクリケットを触った時、一から動きを考え、作品のデザインを考えることがこんなにも難しいとは!と実感し、また翌日のワークショップでこどもたちは一体どんなものをつくるのだろうかとワクワクしました。
その時の作品テーマは「夢の中の○○星人」。こどもたちは私の想像をはるかに超えていました。あるグループはクリケット動かすと素材が飛び散ってしまう作品がありました。私はどうやって飛び散らないようにするのかなと様子を見ていたら、そのグループは敢えて素材を飛び散ることを特徴にした星人をつくったのです。

CAMPでは毎回違ったハプニングが起こりますが、こどもたちは必ずそれをこどもたちのやり方で乗り越えます。初めは1人ではうまく自己紹介ができなかった子が最後にはみんなの前で元気に発表したり、最初は意見が合わなかったグループでも、いいところを組み合わせて作品をつくりあげたりと、4時間という短い時間の中で着実に成長していく、そのこどもたちのスピードには驚かされます。

CAMPでこどもたちが笑顔になれるよう、私もファシリテーターとしてもっと成長していきたいです!

株式会社福島銀行 地域貢献室。5年間の窓口業務を経験後、現在は地域貢献
活動に携わり、CAMPワークショップをはじめ、「ふくぎん10大イベント」
の企画・運営をする。

第121回目
(2017年08月08日更新)

本田 行則/K International School Tokyo

インターナショナルスクールに対して、皆様はどのようなイメージを抱かれていますか?「敷居が高い」、「閉鎖的」、「怖い」と言うような話をよく耳にします。そのようなイメージから脱却して、社会に溶け込むには、生徒自身を皆様に実際に見ていただくことが一番と考えて、現在の業務に携わっています。

そのような中、当校では昨年よりGrade9(中学3年相当)の生徒を対象にした2日間の職業体験プログラムを、キャリア教育を兼ねて実施しています。
SCSKの皆さんには、初年度よりご協力いただき、企業の社会貢献活動を理解するために、SCSKグループのCSRの取り組み、CAMPワークショップの体験や準備のお手伝いなどをさせていただいています。

生徒たちはこのプログラムを通して、多くのプロフェッショナルに囲まれ、実社会にはどのような組織があり、そこで何が行われているかを実感していきます。特にCAMPに接した生徒たちは、企業が利益のみを追求しているのではなく、CSR活動を通じて広く社会貢献をしていることをはじめて知るきっかけになっているようです。

今後も職業体験などを通して、当校生徒が貪欲に何かを吸収しようとする、真面目で、時におちゃめなこどもたちであることを感じてもらい、少しでも当校をより身近に感じて頂けるように出来たらと思っています。

学校法人ケイ・インターナショナルスクール ディベロップメントマネージャー
1974年富山県生まれ。コンサルティングファーム、監査法人などでのアドバイ
ザリー業務を経て、現職。教育とボランティアワークを介して、社会と生徒・
学校とをつなぐ業務に従事している。

第120回目
(2017年06月08日更新)

佐藤 利也/SCSK株式会社 CSR推進部長

はじめまして。SCSK株式会社CSR推進部の佐藤です。CAMPは弊社を代表する社会貢献活動であり“こどもたちの「共に創る力」を育む”を合言葉に創作体験や共同作業などの経験を通じて学んでいきます。

私とCAMPの関わりは1998年に開催されたGIIジュニアサミットに始まります。当時、急速に普及しつつあったインターネットの活用法を世界各国のこどもたちに考えてもらうことを目的に、139ヵ国からマサチューセッツ工科大学(MIT)にこどもたちが集まりました。その時にMITメディアラボで研究されていたのが「クリケット」を利用した創造力育成プログラムであり、その進化版がCAMPを代表する「クリケットワークショップ」になっています。

近年CAMPは日本の3大都市圏以外の地方開催や被災地支援としても活動の幅を広めています。特に被災地においては、ハードの復興が先行する中、こどもに対する配慮などが取り残されているケースも散見され、当該地域の皆様から「こどもたちが集まって、明るく楽しく、和気あいあいと学ぶことができる貴重な機会となりました。是非来年も戻ってきてほしい」など、多くの声をいただいています。
4月に熊本県益城町でのCAMPにファシリテーターとして参加して、改めて本活動を通じて、こどもたちの笑顔をできるだけ多くの方々にお届けしたい、地域支援のお役に立ちたい、という気持ちでいっぱいになりました。

CAMPは17年目を迎えました。皆様の期待に応えるべく、ご支援をいただきながら、今後も活動していきます。今後ともよろしくお願いいたします!

SCSK株式会社 法務・総務・広報・CSRグループ CSR推進部長。
1991年旧CSK入社。営業部配属後、1996年より米国シリコンバレーにて、ITベンチャー企業に対する投資事業やオンラインゲーム会社の立ち上げを担当。
2001年にIR部を新設し、国内外の投資家向け広報を展開。その後、欧米企業と
の事業提携や中国での新規事業開発を経験し、2015年からは在宅勤務など、ワークライフバランスの向上を目指したプロジェクトを推進。2017年4月より現職。

第119回目
(2017年04月11日更新)

山田 小百合/NPO法人 Collable 代表理事

CAMPのみなさんとは、私が大学院生のときからのお付き合いで、気づけばこの春で5年目となりました。
「より多様なこどもたちに、ワークショップの場にチャレンジしてほしい」という気持ちを共有し、プロジェクトを進めてきました。
昨年度は、「ワークショップをつくってみる」ということで、CAMPのボランティアファシリテーターさんたちも含めて、月1回のミーティングを重ねていき、「CAMPフリフリすごろわワークショップ」を生み出すことができました。
こどもたちが気軽に楽しくお話をつくる機会をつくりたいな、という気持ちを込めて開発しました。
(フリフリすごろわワークショップレポートはこちら⇒ http://www.camp-k.com/wsreport/955/ )

今年2月に1回目を実施してみて、こどもたちの楽しそうな様子を見ながら、「いろんなこどもたちが活躍できる場は、どんなカタチでもつくれる」ということを改めて実感しました。
今年度も「CAMPフリフリすごろわワークショップ」を開催し、こどもたちにより楽しんでもらえる様にブラッシュアップをしていきたいと思います。
いろんなこどもたちの顔をまた見られることが楽しみです。

NPO法人Collable 代表理事
1988年生まれ。大分県出身。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。修士
課程ではインクルーシブデザインや、障害のある子もない子もともに参加する
ワークショップの実践研究を行う。修士課程修了後、NPO法人Collableを創立。
学習環境デザインやインクルーシブデザインをベースに、ワークショップ、コ
ミュニティづくりなどを手がける。京都造形芸術大学、早稲田大学非常勤講師
http://collable.org/

第118回目
(2017年02月08日更新)

安斎 利洋/システムアーティスト

ドミソも四分音符もト音記号もない昔、音楽はもっと素朴な楽しみだったかもしれません。木を叩いたり、草の茎を鳴らしたり、仲間と歌を合わせたり、パターンを繰り返して踊ったり。

音楽プログラミング環境「ナリグラム」は、身近な音を採集してきて、それを「オトダマ」と呼ばれる素材に変換し、パソコン上でビーズをつなぐように音の流れをつくりあげていくソフトです。音楽のさまざまな約束に縛られず、プラレールやパズルの感覚で音をつないでいくと、誰も聴いたことのない音楽に出会えるかもしれません。

コンピューターは未来の可能性をひらく最新技術ですが、同時に遠く忘れ去られた原初の感覚を呼び覚ましてくれる技術でもあります。『CAMPナリグラムワークショップ』では、学校で習う音楽とはちょっと違うやりかたで、音の楽しみ、音を合わせる楽しみ、構造をつくる楽しみ、楽しみを仲間と共有する楽しみなどを味わえます。音楽大好きという人はもちろんのこと、音楽はちょっと苦手という人にとっても、ナリグラムが音の面白さを発見する契機になればいいと思っています。

私はナリグラムシステムのプログラムをつくっていますが、ワークショップデザイン担当の安斎勇樹(息子)と区別するために、CAMPにくるこどもたちやファシリテーターから「ボス」と呼ばれています。ボスはナリグラムのすべての可能性を知っている、という触れ込みなのですが、実は毎回こどもたちの独創的なアイディアに圧倒されっぱなしです。

システムアーティスト
1956年東京生まれ。1980年代に質感表現を追求したペイントシステム「スーパ
ー・タブロー」を開発。1990年代に「連画」など電子ネットワーク上のプロジ
ェクトを展開。2000年以降は、システム論に基づいたメディアアート作品やワ
ークショップデザインを模索中。
http://renga.com/anzai/

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boy ファシリテーターリレーコラム girl

CAMPで活動するファシリテーターが、ワークショップへの想いを語ります。

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第87回目
(2011年11月09日更新)

さとう たかひろ

今年のミニさっぽろでの嬉しかった出来事。

ミニさっぽろとは、こどもたちが仮想の街ミニさっぽろの中で仕事をして給料を稼ぎ、税金を払い、稼いだお金で買い物までできるという、こどもたちが就業体験、社会体験をするイベント。当社は、簡易版のクリケットワークショップを出展し、こどもたちにシステムエンジニアの仕事を体験してもらっています。就業体験といういつものCAMPとまた少し違う視点が入るのが面白い。

その中での一幕。ひとりの男の子が私のところにやってきて「北海道CSKっていう会社は本当にある会社なんですか?」と聞いてきた。「本当にある会社だよ、どうして?」と聞き返すと、「だって、こんな仕事ができたら楽しいだろうなって思って。僕も入れる?」となんとも可愛い答え。「おとなになったら、ぜひおいで!」と返すと、目をキラキラさせて作業に戻って行きました。

本当に北海道CSKに来るのかはともかく、ひとりでも多くのこどもが“働く”っておもしろいんだなぁって思ってくれて、将来社会で活き活きと活躍してくれたら、こんなに嬉しいことはないでしょうね。また来年のミニさっぽろが楽しみです。

第86回目
(2011年09月08日更新)

なかがわ ふうや

どうも中川楓也こと「ふーちゃん」です。
サマーハウスワークショップで
初のファシリテーターとして参加をさせていただきました。

CAMPのワークショップで改めて感じることは
こどもの発想は大人(まぁ高1で大人と言うのもなんですが)が
発想できないような、また大人の発想のさらに上の発想を
いとも簡単にしてしまうところがすごいなぁと思いました。

今回はファシリテーターとして参加したのですが
3日間でとても疲れました。体力的にも、精神的にも。

こどものときはこんなにファシリテーターのみなさんを
疲れさせていたのかと痛感しました。

初のファシリテーターでわかったのは、
こどもが怪我をしないように常に気を配りながらも
けんかが起きないようにもしなくてはならない状況で
こどもの発想を促し、限界をつくらないというのが
とても大変だということです。

直接的なアドバイスをせずに
我慢して、発想を駄目にせず、良い方向へと導く。 

このことをモットーにしていましたが
どうしても思ったようにならず、もどかしかったです。
でも、作品ができた時の喜びはこどもと同等のものがあり、
ファシリテーターとしてもワークショップを楽しめました。

また来れるならば、参加したいです。

第85回目
(2011年08月30日更新)

たけうち ひさお

仕事上、人と接する機会は多いので、イベント等のファシリテーションは、
それなりに理解しているつもりでしたが・・・。CAMPのワークショップでの「ファシリテーター」では、こどもたちを相手に、予期せぬ出来事に遭遇したり、対応に窮したり、考えさせらる事が多いですね。

例えば、大人は、初対面の方への対応のすべを知っています。しかし小学校低学年では、初めての人と会話をする事が、苦手なこどもも多くいます。だから、ワークショップが始まると、チームで話し合いを十分せずに、別々のものをつくったり、あるいは、チームの中で仲間に入っていけないケースが発生します。

こども同士を上手く橋渡しをし、繋げて行く事がCAMPのファシリテーションで大切なことだと思います。加えてタイミングも非常に重要です。なぜなら初めはまったくコミュニケーションできてなくても、何かのタイミングで意気投合するケースも多いからなんです。大人がよかれと思っても、こどもたちの「邪魔」になりかねません。

こどもたちの偉大さを感じつつ、こどもたちにどう向き合うか?このCAMPの体験を通じ身をもって感じる様になってきました。奥が深く、ファシリテーターとしても、まだまだ、満足出来ないんです。だから何度も足を運んしまいたくなるのが、このワークショップなんですね。きっと

是非1人でも多くの方が、この活動に参加される事を願っています。

第84回目
(2011年05月12日更新)

いしい  たかゆき

CAMPは創作(表現)活動の場です。
こどもたち自身が創作活動を通じて、自分を表現できる機会です。
素材を使って、絵を描いたり、工作をするのは楽しいです。
家や学校ではできないような特別な体験ができます。

CAMPはコミュニケーション(会話)をする場です。
知らない学校の友達と仲良くなって、作品をつくります。
CAMPでしか出会えない友達がたくさんできます。

CAMPは新たな発見の場です。
いままでになかった新しいものの見方を教えてくれます。

CAMPは成長の場です。
この前はできなかったことが、次に来た時にできるようになっている。
また、ファシリテーターも成長させてくれます。

僕がこどものころは、こういう環境は身近にはなかったように思う。
家でできたとしても「散らかるからやめて!」とか、親に言われる。
作品をつくっても、「後でね」なんて言われて、終いには忘れられてる。

CAMPには真剣に作品を作れる環境と空間が用意されています。
CAMPでは作成した作品に対して大人(ファシリテーター)や友達が真剣に発表を聞いてくれます。

そんな環境が世の中全体に広まっていくと、創作(表現)活動に対する理解が深まって、日本が良い方向に変化していくんじゃないかと思います。

第83回目
(2011年03月09日更新)

ごとう たけし

僕がCAMPに参加してからはや数年。
いつ参加しても、変わらない思いがあります。

こどもたちが、CAMPのワークショップに朝来る時
初めてで緊張している子、数回目で楽しみに来ている子、
もうベテランさんで、今日は何をしようかと考えている子、
いろいろなこどもたちの顔が見えてきます。

みんな仲良くなって、いろいろ話ができて楽しくなれるかなぁ。

出来るだけ、こどもたちの考えや動きを妨げないようにしながら、
ちょっととけこめない子に声をかけたりしていきます。
こどもたちは、僕らが思っている以上にいろいろな思いや、
一緒にいる子とのつながりを、無意識に感じていると思います。

いつ、どのワークショップに参加しても思うのは、つながるこどもたちの
発想力と、その柔軟さ。
僕は、少しでもそんなこどもたちの心にスパイスを加えて、
みんなの思いがつなげられて、いろんな事が出来る楽しさを
感じてもらえるかを一番に思っています。

またみんながCAMPを楽しみにきてくれるように。。

第82回目
(2011年01月12日更新)

くまさか みゆき

私がCAMPを通じて気づいたことは
個性の素晴しさと「ありがとう」の言葉の力です。

CAMPに参加するこどもたちは
私たちが思ってもみない素材の使い方をしたり
なかなか思いつかないものをテーマにしたり、と
皆が同じ考えをすることもなく
次々に個性あふれる作品をつくっていきます。
その想像力の豊かさに私は毎回はっとさせられ
そして個性の素晴しさに気づきます。

また、私がCAMPをやっていてよかった、と思う瞬間は
「楽しかった!ありがとう!」と、こどもたちに言ってもらえた時です。
こどもたちは楽しんでくれたかな?満足してくれたかな?と不安に感じても「ありがとう!」の一言で一気に不安が吹き飛んでしまいます。
何気なく使っている「ありがとう」の言葉には
こんなにも大きな力があるのだ、と気づきます。

CAMPでは、自分が思っている以上にたくさんの気づきがあります。
「みんなと同じでいいや」「挨拶してないけどいいか」というような
うっかりとってしまう、自分の悪い行動を振り返るいい機会になります。
今後もCAMPで多くの気づきを発見して学び
さらには、私からこどもたちに何か教えてあげられるようなことを
していきたいと思います。

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