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ワークショップレポート

様子

2017年6月25日、SCSK北浜オフィスにて「CAMPのぞきみ冒険隊ワークショップ」を開催しました。みんなが冒険に行ってみたい世界をのぞきみボックスの中につくりました。5つのドキドキ・ワクワクの冒険をのぞいてみてください!(2017年7月3日更新)

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Opening Ceremony


■MITメディアラボの新館がついにオープン!

ボストンにあるMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの隣に建設中の新館が完成し、2010年3月5日、MITメディアラボ関係者向けに竣工披露式典が行われました。ほんの数日前には寒波で雪に覆われていたボストンでしたが、当日は春の訪れを告げるかのような晴天に恵まれ、完成したばかりの新館は300名を超える来場者でにぎわいました。

当日はオープンハウスと呼ばれる施設見学会から始まり、来場者は真新しい館内を自由にまわりながら20を超えるメディアラボ研究グループのデモや展示を見学しました。新館には従来のメディアラボ研究グループに加えて、MITの建築・計画学部(MIT School of Architecture +Planning)の研究室が入り、デザイン、メディア、テクノロジー、アート、サイエンスなど、既存の研究領域の枠組みを越え、ますます学際的な研究がすすめられることになります。


■故大川功氏の夢、Okawa Center for Future Childrenの拠点に

Okawa Center for Future Children

また新館はOkawa Center for Future Childrenの拠点でもあり、こども、学び、テクノロジーをキーワードとした研究が進められていく予定です。こどもたちの新しい学びのスタイルや、表現方法に関する最先端の研究機関をメディアラボに設立し、次世代のこどもたちの教育について研究を推進してゆくことは大川氏の夢でした。オープンハウスに続いてとり行われた記念式典では、マサチューセッツ工科大学の学長であるSusan Hockfield氏より大川氏への謝辞とともに、「故大川功氏は確かに今日ここに私たちのスピリットとともに存在するでしょう」と述べられました。


■日本人建築家槙文彦氏によるデザイン


design


建物のデザインは日本人建築家の槙文彦氏によるもの。建物の内外ともにガラス張りで構成された明るい空間は、研究室間の透明性を高め、室内にいながら他のグループがどのような研究に従事し、何が起こっているかを自然と見渡せるようデザインされています。槙文彦氏は式典のスピーチで、イタリアのルネッサンス建築家アルベッティの言葉 "A house is a small city, and the city is a large house."(家は小さな都市であり、都市は大きな家である)を引用し、このプロジェクトが始まった12年前の構想時から、この新館を人々が心理的にも物理的にもつながりあえる小さな都市のような建築にしたいと考えていたと述べ、今それが実現できたようでとても嬉しいと話しました。その言葉どおり、新館には研究室どうしの壁を越えた新しいコラボレーションや偶然のひらめきが生まれそうなさまざまな予感が満ちているようでした。国際会議やシンポジウムなどを開催するためのホールやシアタースペース、ものづくりのための工房や機械工場、学生達がくつろげるカフェ、オープンスペース、ミーティングルームなどが随所に設置され、研究組織として充実した設備となっています。


open space


■「未来をつくる」から「よりよい未来をつくる」へ


MITメディアラボのディレクターFrank Moss教授は、式典のスピーチで、これまでの25年は「未来をつくる (Invent the future)」ことに費やしてきたが、これからの25年は「よりより未来をつくる (Invent a better future)」ことに費やしていきたいと述べ、そのためには20世紀に通用していたルールではなく、コンピュータ科学者、社会科学者、自然科学者、エンジニア、生物学者、デザイナー、アーティストたちのつきない好奇心と情熱により、領域を超えたコラボレーションとセレンディピティを生み出していくことが必要と話しました。


■研究機関というよりも未来の「学びの場」のモデルでありたい


Okawa Center for Future Childrenのディレクターであり、MITメディアラボのMedia Arts and Sciencesプログラムの教授であり研究主任でもあるMitchel Resnick教授は、新生メディアラボでの学びの経験の中核とは、研究者や学生達が自ら手を動かし、ものづくりを通して知的創造的なプロジェクトにお互いに貢献しあうことであると述べました。ここで生まれたアイデアを研究者だけでなく一般の人々やこどもたちとも分かち合い、伝え、発展させることをとおして、新しく生まれ変わったメディアラボが研究所のモデルとしてだけでなく、学びのあり方を見直す契機となるような「学びの場」の未来モデルでありたいと話しました。


Franc Moss & Mitchel Resnic






Mitchel's Message

以下に、Okawa Center for Future Childrenのディレクターであり、クリケットの開発者でもあるCAMPの最も大切なコラボレーターMitchel Resnick教授から故大川功氏とCAMPに向けてメッセージをいただきました。


大川さん


2010年3月5日に私たちはMITメディアラボの中にOkawa Center for Future Childrenを正式にオープンすることができました。デザインは日本人建築家の槙文彦氏によるものでとても美しいビルが完成しました。


このすばらしい竣工式典に大川さんがいてくださったらよいのに、と思います。もう10年以上も前に、大川さんからこのOkawa Center for Future Childrenの構想をいただいた時のことを今でも思い出します。あの頃、これからのこどもたちが新しい技術やテクノロジーを使ってお互いにつながり、思いを実現したりすることの可能性に心を躍らせながら興奮気味に話されていましたね。


大川さんからいただいたアイデアやビジョンは、今でも私たちを鼓舞しつづけています。真新しいOkawa Center for Future Childrenで、私たちは次代のこどもたちにふさわしい新しいテクノロジーや技術の創出に貢献していきたいと考えています。これからの社会の中でこどもたちが自分やコミュニティのための新しい見方や機会をつくりだせるよう、自由に探索し、何度も実験し、様々な方法でアイデアを表現できるような新しいテクノロジーを開発・実践をつづけてゆくことが私たち研究グループの希望です。


また、私たちは京都の大川センターとMITのOkawa Centerとの間でより強いパートナーシップを築いていくことをとても楽しみにしています。これまでの10年ほどの間に、私たちは大川センターCAMPプロジェクトとのコラボレーションから非常にたくさんのことを学んできました。CAMPのスタッフやこどもたちはワークショップの中で、私たちの開発したテクノロジーについて斬新でクリエイティブな使い方を見つけつづけています。CAMPを訪れるといつも新しい発見があり、去る時はいつも私は自分の顔に笑みと、胸には彼らに触発されたアイデアを抱きながら帰途についている自分に気がつきます。


この2つのOKAWA CENTERは、それぞれ地球半分の距離ほど離れてはいますが、お互いが共有するスピリットはとても似通っていると感じています。これからもお互いにアイデアや、テクノロジー、活動を分かち合い、世界中のこどもたちの新しい可能性の扉を開きつづけていきたいと思います。


ご寄付をいただいた大川さんのすばらしい寛容さには本当に感謝しています。Okawa Center for Future Childrenは私たちにとってこの上ないプレゼントであり、すばらしい機会をいただいたと思っています。大川さんのビジョンを実現し続けるため、私たちはこれからも真剣に研究活動をつづけていきます。大川さん、このOkawa Center for Future Childrenがあなたの誇りの場となるように、私たちはどんな努力も惜しまないと約束したいと思います。


- ミッチェル・レズニック

 

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